2007年9月11日火曜日

PLC実験計画その6 - イクラ何でも9+のノイズはアリエネー

やっと帰って来たけど、遊び過ぎてちょっとリハビリ中。

旅行前に周囲雑音28dBμV/mってのがSいくつか計算してたんだった。10MHz以下でS9+というトンデモない数字が出たので、てっきりミスったと思ってオシエテ君してたわけだけど。そんな計算は先輩がとっくの昔にやってたことが分かった。さすがうちの先輩!それによると、7MHzで30μV/m=S9+6dBだそうだ。ちょっと紛らわしいけど、30μV/mというのは29.5dBμV/mのことなので、28dBμV/mのSはこれから1.5dB引いてS9+4.5dBということになる。俺っちの計算は7MHzでS9+5dBだったので、合っていたことになる。ホッ。

トンデモないのは俺っちの計算じゃなくて、28dBμV/mっていう総務省が認定した雑音レベルの値だったということだ。HFやってる人ならS9+の雑音がアリエネーゼって即座に分かるはずだ。そりゃー、近所の柱上トランスがめげてたり、近所で雷様がゴロゴロ鳴ってたり、某軍隊のレーダー大将軍様が大暴れしてたりすれば、話は別だが。そういうのはあくまでも特殊な例外で、普通の住宅地でノイズがS9+なんてことはまず無いはずだ。

いったいどうやって測ったらこんなトンデモない値が出るんだ?空電が酷い日に測定したのか?測定器が壊れてるのか?大体、こんな数字が出た時点で、何かおかしいと気づかないのか?それにしても、何でこんな荒唐無稽な数字が生き残って、法律の根拠にまでなるんだ?誰もおかしいと気づかなかったのか?

先輩の計算は、うちのキャンパスで行われた関西実験と同じ頃、ということはかれこれもう6年も前に公表されたみたいなので、俺っちのようなワカゾーはともかく、アマチュア無線界はもとより総務省でもPLC-Jでも周知の事実だったってわけだ。それなのに、なんでまたS9+なんていうアリエネーノイズレベルを根拠にしたインチキな案が通っちまったんだ?賛成・反対の前に、まず、そんなノイズレベルはアリエネーってハッキリ言ってやれよ。PLCの雑音をS9+まで抑えたら無線通信に影響ないって、誰だよそんな大嘘こくやつは。

専門家っていうのが全く信用できないことが分かったので、自分達でちゃんとノイズレベルを測って、本当はここまで下げないと駄目なんだってことを教えてやろうじゃないか。VK1ODのおっちゃんを見習って。

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