2007年8月26日日曜日

PLC検証実験の原点

 
 少し前の記事で2001年11月にYKCとJARL関西地方本部が中心となって行ったPLC検証実験のことについて触れられているので、当時の関係者として少しだけ触れておく。

 PLC問題でいち早く電波ノイズを撒き散らす可能性を指摘し、2001年11月に検証実験を行ったのが写真の場所。当時はPLCの屋外での使用も予定されていたため、屋外の電柱架線を模した実験だった。その後、2002年1月に行われた赤城山の電力中央研究所での実験などの結果を踏まえ、屋外では漏洩電波が防げないとして、屋内限定のPLCが総務省により10月に解禁され、昨年12月に製品が市場に出た。縁あってこの2回の実験に参加したが、その後学業が忙しくなってPLC問題から遠ざかっていた。

 PLC検証実験の原点とも言える2001年11月の実験場所の2007年1月の様子がこの写真。2001年の実験当時活躍した不法投棄?の机や椅子が綺麗に撤去されていた以外は当時のまま。当時は近隣の片っ端のホームセンターからアース棒を買い占めた(笑)。

 屋内使用限定でPLC製品が市場に出たとはいえ、やはりノイズを撒き散らしていることがあちこちのブログなどで報告されている。すでにいろいろな人が指摘している通り、コモン電流によるノイズの量を「電場強度」で規制すべきところを電灯線に流れるコモン「電流量」で規制しているところがザル法になっている。電灯線をアンテナとして見ると、アンテナゲイン・指向性は線上の電流値とは別に定義されるべきものなので、電流値と放射電場との間に関係はない。また、アンテナ線上には定在波が立って電流値に腹と節、すなわち強弱が周期的にできるので、線路上の電流値は必ずしも不変の物理量ではない。

 LCLプローブを使ったsatoru氏の実験結果がPLCのウソを暴露してくれるだろう。

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