2007年9月12日水曜日

PLC実験計画その7 - LCLプローブの回路図

ゴメンゴメン。計画その3で紹介した都築先生達の論文はWebでは(無料では)読めないそうです。
なので、LCLプローブの回路図は総務省の高速電力線搬送通信に関する研究会の資料を見て下さい。
資料5-2 か 資料6-5。回路はどっちでも同じ。ACコードの長さが短くなっただけみたい。

電灯線アンテナの実験と周囲雑音の測定の話がごちゃごちゃになってきたので、次からタイトル分けます。実験も一人じゃ手が回らないんで、分担した方が良いんだけど。誰か雑音測定メインでやってくれないかなぁ。コイル巻きは得意だけど、パソコンも英語もあまり得意じゃないもんで。

2007年9月11日火曜日

PLC実験計画その6 - イクラ何でも9+のノイズはアリエネー

やっと帰って来たけど、遊び過ぎてちょっとリハビリ中。

旅行前に周囲雑音28dBμV/mってのがSいくつか計算してたんだった。10MHz以下でS9+というトンデモない数字が出たので、てっきりミスったと思ってオシエテ君してたわけだけど。そんな計算は先輩がとっくの昔にやってたことが分かった。さすがうちの先輩!それによると、7MHzで30μV/m=S9+6dBだそうだ。ちょっと紛らわしいけど、30μV/mというのは29.5dBμV/mのことなので、28dBμV/mのSはこれから1.5dB引いてS9+4.5dBということになる。俺っちの計算は7MHzでS9+5dBだったので、合っていたことになる。ホッ。

トンデモないのは俺っちの計算じゃなくて、28dBμV/mっていう総務省が認定した雑音レベルの値だったということだ。HFやってる人ならS9+の雑音がアリエネーゼって即座に分かるはずだ。そりゃー、近所の柱上トランスがめげてたり、近所で雷様がゴロゴロ鳴ってたり、某軍隊のレーダー大将軍様が大暴れしてたりすれば、話は別だが。そういうのはあくまでも特殊な例外で、普通の住宅地でノイズがS9+なんてことはまず無いはずだ。

いったいどうやって測ったらこんなトンデモない値が出るんだ?空電が酷い日に測定したのか?測定器が壊れてるのか?大体、こんな数字が出た時点で、何かおかしいと気づかないのか?それにしても、何でこんな荒唐無稽な数字が生き残って、法律の根拠にまでなるんだ?誰もおかしいと気づかなかったのか?

先輩の計算は、うちのキャンパスで行われた関西実験と同じ頃、ということはかれこれもう6年も前に公表されたみたいなので、俺っちのようなワカゾーはともかく、アマチュア無線界はもとより総務省でもPLC-Jでも周知の事実だったってわけだ。それなのに、なんでまたS9+なんていうアリエネーノイズレベルを根拠にしたインチキな案が通っちまったんだ?賛成・反対の前に、まず、そんなノイズレベルはアリエネーってハッキリ言ってやれよ。PLCの雑音をS9+まで抑えたら無線通信に影響ないって、誰だよそんな大嘘こくやつは。

専門家っていうのが全く信用できないことが分かったので、自分達でちゃんとノイズレベルを測って、本当はここまで下げないと駄目なんだってことを教えてやろうじゃないか。VK1ODのおっちゃんを見習って。

2007年9月1日土曜日

PLC実験計画その5 - 電界強度を測るソフトがあった!

周囲雑音とか漏洩電界の電界強度が定量的に測れれば、本当のことがもっとはっきり見えてくるはずだ。高価な測定器を使わずに、個人でも電界強度を測る方法はないのか?リグのSメーターが較正されていれば、電界強度がある程度分りそうだけど、較正するには測定器がいるので却下。

それで例によっていろいろググッてたら、あった!リグとパソコンを組み合わせて電界強度を測るソフトが。VK1OD のFSM (Field Strength Meter)っていうのがそれ。そのまんまやん。けど、これ全部英語。当然やん。でも、英語苦手。ソフトも苦手。あかんやん>俺 (爆)

でも、これは凄い武器になりそうだ。何とかこのFSMの取説を解読して試してみたいけど、今ちょっと時間がない。

それにしても、この人のWeb凄すぎ。どう見ても只者じゃないな。おー、VKのPLCのこともいっぱい書いてあるぞ。もしかして、この人PLCと闘うためにFSM作っちゃったの?凄すぎだよ。俺が知らないだけで、無線界の超カリスマなのか?

誰か英語の得意なDXerかパソコン得意な人か、試してくれないかなー。

今から一週間、田舎からさらにド田舎に旅に出るので、ネットにアクセスできない。その間に、実験の輪が広がってると嬉しいんだけど。電灯線アンテナも周囲雑音も、みんなで測ってはじめて大きな力になるものだから。